What I think...

2004-04-06

『雪山飛狐』(金庸)を読了

なーるほど。なぜ武侠先輩方の評価が低いか良く分かった…。

いうなれば、「ジャンプの打ち切り」や「香港映画の突然エンディング」の小説版。さすが先生、この終り方手法も既に入れ込み済みですか。

終わり以外は結構好きだったのだが、ほとんどそれぞれの昔話もしくは秘密の話の暴露で終わり、半分以上たってやっと主人公?が出てきたり盛り上がっている時に、残り数十ページで、あれ?なんか打ち切る寸前?のようにあわただしく進み

しゅーりょー(というか完)

岡崎大先生(?)もあとがきで「次のページに何か書いてあるか見ましたが何もありませんでした」とのこと。

それはそれで、こういう作品もあるんだな、という感じ。
金庸作品では悪い評価だけど、やっぱり武侠小説としては平均以上(か?)。

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